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第二回俳句OJT募集中(第一回参加者の声)

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第一回参加者の声を纏めました。


第一回俳句OJT参加者の声
20代女性大学院学生
[参加しての感想]  まず、とても楽しかったです。句会どころか、俳句を作ること自体がほとんど初めてだったため、毎回のやり取りがすごく為になりました。自分では注目しないような点を詠んだ作品が多く、良い刺激を受け取りました。参加者の作句経験が様々だったため、詠みの勉強としてとても良い場だったと思います。  毎週句会用の句と添削用の句を作るのは大変でしたが、最高に楽しかったです。本当に大変でしたが・・・・。 [お薦めの言葉] 俳句を全く作ったことのない方でも、型を一つ一つ学ぶことで少しづつ作句を学ぶことができます。句会では、良いところはもちろん、どこが伝わりにくいのかとかその句の可能性を議論できるので勉強になりました。
40代女性会社員 [参加しての感想]  楽しかったです。 休みがちでしたが参加した回は全て楽しかったです。やはり平日の夜は出席率を考えると難しかったと思いましたが、俳句を作り続けることが大事だと思いました。 [お薦めの言葉]  毎週俳句を作り続けることは一言「大変です」。でも作り続けることで型や季語の選び方に気を付けるようになります。歩く道や通勤電車の窓に流れる景色を見ても俳句の種になることが嬉しいです。
40代男性会社員  [参加しての感想] ・強制的に作句しなければならない環境に身を置いて鍛えられた。 ・添削指導が将来思い出した時に一層贅沢だったと思うようになると思う。 ・型から入る視点はためになった。欲を言えば、誰にもとられなかった句を中心に、型を軸にしてどう修正していけるかといったような作句の技の様な事にもっと触れていただければよかった。 [お薦めの言葉] ・毎週投句締め切りがあるので作句力が鍛えられます。 ・少人数なので濃厚な俳句の時間を過すことができました。(ゼミかな)
50代女性会社員 [参加しての感想]  型をしっかりと勉強することができた。 型を勉強することで句の内容に深みが出たのが良かった。意外であった。 他の句会や遠く欄での入選率が上がったと思う。 [お薦めの言葉] 短期間で俳句の作り方が分かるようになる。 初学者の人はもちろんですが、俳句が伸び悩んでいる方、一からしっかり勉強したい方にお勧めです。

中心が講師の後藤章

中心は副講師の寺澤一雄(第二回主任講師)












第三回協会記者会見開催 8月7日 by章

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第三回目の協会記者会見が開催された。
今回の目玉は受賞者インタビューであった。出席者は現代俳句協会賞、兜太現代俳句新人賞、同評論賞の受賞者の方々である。下記の人々である。

現代俳句協会賞    佐怒賀正美 永瀬十悟 (6月決定)
現代俳句評論賞    武良竜彦  (7月決定)
兜太現代俳句新人賞  佐孝石画  (7月決定)

左から佐孝石画氏、佐怒賀正美氏、永瀬十悟氏、武良竜彦氏 出席マスコミ各社 左から俳句アルファ、俳壇、俳句界、角川、俳句四季
協会側からは対馬副会長、佐怒賀広報部長、網野顕彰部長、事業企画部長が出席  評論賞受賞者武良氏、熱く石牟礼文学について語った。 評論賞の受賞作は石牟礼道子の俳句作品について考察したものだ。表題は 「桜(しゃくら)の花の美(いつく)しさようなあ-石牟礼道子俳句が問いかけるもの」
武良氏は興味深いことをインタビューで明かされた。この作品は前年に山本健吉評論賞に応募したものであった。その時50枚が規定枚数だった。残念ながら石牟礼道子の評伝ではないかとの評言もあって受賞にはならなかった。そこで今回の協会評論賞応募を考えたが規定枚数は30枚、とても石牟礼文学を書ききれないと諦めかけたが、高野氏の奨めもあって、彼女の俳句に絞って論をまとめれば可能ではないかと思い直し、応募したとのことであった。  筆者は顕彰部長のお許しを得て受賞作を読んでみた。全容は『現代俳句10月号』に掲載されるであろうが、ぜひお読みいただきたいと思う。水俣病の世界との格闘から生まれた石牟礼文学の異形の一端を、この評論を通じて感じ取ることができるであろう。  穏やかに始まった記者会見が進んだところで、武良氏は一段と声のトーンを挙げて「石牟礼道子の作品が未だに文学として扱われていないことに愕然とした。彼女の文学はガルシア・マルケスの世界にも匹敵するものである。」と語った。
 武良氏は石牟礼の俳句は新しい句の可能性を示しているのではないかともいった。そのことを彼はこの評論で書いたわけだが、正直、ここまで来た現代俳句の表現に新しい方法論があるとは思えない私にとって、氏の論は序論でしかないとの印象を得た(実際武良氏も記者会見の中でそのような発言もなされた)。つまり、石牟礼文学全体の構造、その「自己表出」欲の在処、方法論にはよく目の行き届いたものであって、その影響下に俳句があるというとこ…

兜太現代俳句新人賞決定 7月27日

選考過程をHP上に掲載予定 ただいま準備中!

7月27日に選考会が行われた兜太現代俳句新人賞は佐孝石画氏の『独白』に決定しました。(詳しい内容は協会HPでご覧ください)
今回から、金子兜太氏の名前を関した賞にリニューアルしました。その関係もあって60編に及ぶ応募作品が集まりました。

これには審査制度の変更も影響を与えたかもしれません。歌人の穂村弘氏、小説家で俳人でもある小林恭二氏に特別選者を依頼したからです。
この人選に関しては、協会幹事会などで数回に及ぶ議論を経て決定した次第です。
さらに、公開選考会も検討されtましたが、今回は準備不足とのことで却下された次第です。

しかしながら、選考過程の透明性を示すために、急遽、中村会長と担当幹事が協議して各選考委員の了解を条件に選考過程を録音しHp上で公開することを決定しました。
この点、各選考委員が即快諾してくれましたことに感謝する次第です。

今後、テープ起こしが終わり次第、HP上に公開されます。また「現代俳句」10月号には各選句委員のコメントがそれぞれ発表される予定です。乞うご期待。



協会講師陣 各地で講演第二弾

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第43回 現代俳句講座  開催される
 日 時 : 2019年6月30日  13:30から16:40 
 会 場 : ゆいの森あらかわ「ゆいの森ホール」
 講 演 : 中村会長と対馬副会長

「ゆいの森あらかわ」は荒川区の新設図書館で、当協会は所収していた約1万冊を寄贈して、「俳句のまち・あらかわ」の俳書充実に貢献させて頂いた。それは「現代俳句センター」として当館三階にコーナーが設けられている。エレベーターを上っていくと目の前に現れます。

 

十三時半会場を待ちきれず100名を超す聴衆が集まりました。  会場は一階の立派な階段ホールです。
当日はケーブルテレビの取材もありました。
 演者の対馬康子副会長と中村和弘会長
一番バッターは対馬康子氏 演題は「中島斌雄の世界-新具象俳句」
中島斌雄

麦の創刊号に書かれた宣言 (創刊号復刻版より)
対馬氏が好きだという斌雄の句の色紙 字も素敵だ
 井本農一と中島斌雄 珍しい写真だ 背景は象潟

 さあ、講演始まりました。
関心は「麦」の唱える「新具象俳句」とは何かということである。

筆者は対馬氏にこう質問した

「前衛俳句で歩を止めている現代の俳句の現状において、「新具象俳句」は手法として有効だと信じているのか?」・・・(結構大胆で嫌みな質問だったが、誰しも興味はあるだろう)

対馬氏は即刻「有効だし、そうあるべく日々努力している」と答えた。

与えられたレジュメから見ると斌雄の唱えた「新具象俳句」次のごく要約できるだろうか。

「(俳句の)根本は作者の所思の表現にある。その表現は、つねに間接的な行き方をとる。景を書いて、情を叙するのである。まわり遠いのだが、直説法では生きえない。」

「間接的な表現―といっても、それは単なるあるがままの自然の模写ではないはずである。昔ながらの「客観写生」を超えたもの、そこに現代俳句の求める新しい具象の世界が存立するといえよう。」

各地で講師活躍!

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2019年6月29日土曜日
埼玉県現代俳句協会で青年部長神野紗希氏講演

小雨が降る埼玉県川口市の川口総合文化センターで行われた埼玉県現代俳句協会大会で神野部長が講演した。
演題は「偶然、他者、肯定の詩」 これは大胆にも山本健吉の「滑稽・挨拶・即興」に対する神野さんの解釈?いや挑戦?であろうか。
「俳句は、偶然を受け入れ、新しい他者との出会いを受け入れる、肯定の力に満ちた詩ではないか」
神野氏によれば、挨拶・即興は偶然を受け入れる姿勢であると考える。その意味で、写生は偶然を受け入れることの肯定的行為となる。(実に刺激的な解釈だ by章)  柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 子規  たまたま食べたところに鐘が鳴った偶然であるが、神野氏は、この偶然を俳句に取り込む子規の横紙破りを指摘する。つまり和歌では食べる行為を詠わないのであった。子規はあえてそれを取り込んだ。偶然を肯定したからだと言う。
では他者とは何か?  つまり、上記のように和歌の慣習では見過ごされてきたものが新しい他者である。例として下記の句も示された。  木の下に汁も膾も桜かな 芭蕉  あたたかな雨が降るなり枯葎 子規
九鬼周造の『偶然と驚きの哲学』を引用して彼女は言う。 「偶然性とは、AとBとの出会いによって生じる」と。
鶯や餅に糞する縁のさき  芭蕉 雨がふる恋をうちあけやうと思ふ  片山桃史 心中は途中でやめにして銀漢  三根詩生(俳句甲子園)
等の句を示して出会いの偶然性を説明した。
総括として彼女は次のように締めくくった(一部) 「俳句は、過去の詩歌に見過ごされてきたものたちの中に、生きる命の在り様を見つけ、(中略)命を吹き込んできた。偶然訪れた他者を受け入れる積極的な肯定こそ、私たちの価値観をアップデートし、世界を一つ増やしてくれる、俳句の底力。」
また、神野氏は現在一児のママとして、子連れの句会などを積極的に開いて、この世代の俳句をしながら育児をするママを応援している。それには先行として杉田久女や竹下しづの女の次のような句が勇気を与えてくれたという。  仮名かきうみし子にそらまめをむかせけり 杉田久女  短夜や乳ぜり泣く子を須可捨焉乎 竹下しづの女
神野氏はあの小さな体で、山本健吉に堂々と立ち向かい、ママとして踏ん張っている。素直に拍手を送って新しい作品、評論に注目してゆきたい。


俳句ポスト1回目選句終了

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俳句ポスト事業は順調に進んで拡大しつつある。

記念すべき第一回は4月いっぱいの期間、「春風」と自由題で募集した。
結果としては、参加図書館数11館、286句が集まった。選句は現代俳句協会において
行われ、特選、入選、佳作句が80句選ばれ、「現代俳句」7月号に掲載された。
この他、TRC側から各館へ選句結果が送付され、各館ごとに投句された方々に知らされる段取りである。

第二回は五月分だが、題は「鯉幟」。参加図書館は24館に増え、投句数は415句に一気に増えた。喜ばしいことだが、協会の選句作業は一気に忙しくなった。

当初、どの程度の作品が寄せられるのか心配したが、レベルは非常に高い物だった。

特選句3句と選評を紹介する。

特選
能代図書館
菜の花の中廃校のうすみどり 武藤暁美
一面の菜の花の中にある廃校。囲む木々も芽吹いて全体を薄緑に見せている。黄色と薄緑の配合が良い。
徳島市立図書館
春風と母のぬくもり遊山箱美馬鏡子
遊山箱は「ゆさんばこ」と読む。徳島で作られてきた弁当箱。全体から野遊びの楽しさが伝わる。
返却の本に栞と花びらと山口久雄
本に栞と花びらが挟まれていた。花びらはいつの間にか紛れ込んだもの。満開の桜も見えてくる。

今年中には100館を目指して拡げて行く予定である。皆様の近くの図書館で、赤い俳句ポストを見かけましたら、是非投句してください。




俳句ポストお披露目記者会見 4月19日 by章

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いよいよ始まる「俳句ポスト」 協会は「俳句ポスト」事業に関して、提携しているTRC(株式会社図書館流通センター)と合同で記者会見を開催しました。 日比谷の日本プレスセンタービルで行いました。
「俳句ポスト」の仕組み。 1.全国のTRC受託管理図書館に俳句ポスト(箱)を設置して、図書館利用者に投句していただく。 2.一か月単位で収集して、現代俳句協会が選句する。 3.選句結果の発表は『現代俳句』誌上に発表。投句者は図書館にて結果の確認。
俳句ポストの姿、および投句用紙、提携書 記者会見を行う、中村和弘会長とTRC会長谷一文子氏 宮坂氏、宇多氏も列席した。
 俳句関係出版社はじめマスコミ各社も多く集まった。 司会は佐怒賀広報部長 第一回の選句作業は連休明けに行われる。